【学校の先生が、授業で使える効果的な声の出し方とは?】

2017.6.28 

こんにちは。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール 代表ボイストレーナーの鈴木智大です。

今回は「学校の先生が授業で使える効果的な声の出し方」ということで、どういった声の出し方が効果的なのかについてお話ししていきたいと思います。

【そもそもどのような発声が必要か?】
学校の先生に必要な発声とはそもそもどういったものか?

小学校・中学校・高校・大学など、生徒の年代ごとに話す内容も違うでしょうし、理解度の差も出てくると思います。
しかしどの先生についても共通して大切なことがあります。

それは「緩急を付ける」ということです。

皆さんが学生の時にいた、授業が面白い先生や授業が分かりやすい先生を思い出してもらえると分かると思います。

そういった先生方は緩急を作り出せていたのではないでしょうか?

時には厳しく、時には大笑いしたりと感情の表現も豊かです。

感情表現の緩急もあればもちろん良いですが、今回は発声面での緩急についてお話ししていきます。

【緩急の付け方】
発声においてどのように緩急をつけていけば良いか。

例えば、逆に眠くなる授業をする先生の声には、いくつか共通点があります。

「声のトーンが一定」
「息の割合が多い声」

それぞれ解説致します。

《声のトーンが一定》
声のトーンが終始一定の方。
これは一般的にも見かけます。
会社の会議でも学校の先生でも・・・。

一定のトーンだと、音楽を聞いたり、ラジオを聞いている時と同じような感覚に陥り、結果的に眠くなってしまうのです。
どのようにすれば良いのか。

いくつかポイントがあります。
●[話すスピードを変化させる]・・・時には間を作ったり、重要なところはゆっくり話すなどして、スピードを変化させましょう。
●[声の大きさを変える]・・・スピードと併せて重要なところは大きな声(もしくは小さな声)で話したり、「はい!」「では!」というように、大きな声で区切りを付け、空気感を作り出すことも大切です。

《息の割合が多い声》
息の割合が多いとはどのようなものか、森本レオさんのような声をイメージすると分かり易いかもしれません。

息混じりの声になってしまうことで力強さがないため、癒やし効果はありますが説得力に欠けやすい声と言えます。
発声は基本的に息の割合を少なくすることで、硬い芯のある声が出せます。
声が篭りやすい方や、声が通りにくい方は息の割合のコントロールを行うことがとても大切です。

実際の発声のコツについては以下、お伝えしていきたいと思います。

【大きな声を出すコツ】
大きな声と言っても、無理に声帯を痛めてしまうような声ではありません。
どちらかというと声をしっかり響かせて発声する、ということです。

声を身体に響かせて発声することで、通る声を出せるようになりますし、聞き心地の良い声を作ることができます。
アナウンサーや俳優さんなど、ずっと聞いていたくなる声ってありますよね?
まさにそのような声を作っていくのです。

《腹式呼吸をマスターしよう》
腹式呼吸は発声の基本です。
息を吸った時にお腹が膨らみ、吐くとお腹が凹みます。
この呼吸を使って発声を行って下さい。

《声を口腔内や鼻腔へ響かせよう》
腹式呼吸を行った上で、発声するわけですが、その声を身体の空間を利用して響かせる必要があります。
(ギターで言うところのボディーの空洞の役割をする空間です。)

息が声帯を通過した後は、口や鼻から息や声が出ます。
口の空間(口腔)、鼻の空間(鼻腔)に声を響かせるようにして発声しましょう。
例えば鼻腔であれば、「なーーーーー」「まーーーーー」と発声するとより鼻の響きを感じやすいでしょう。

呼吸と声を響かせる目的は、
「いかに楽に、大きな声をキレイに出すか」ということに尽きます。

是非試してみましょう。

【小さな声でも聞き取りやすい発声】
前述した呼吸と声の響きをしっかり作ることができれば、小さな声でも聞き取りやすい声が出来ます。

小さな声で聞き取りづらい原因としては、
「息の量が多くなり、ささやき声になってしまう」
「通らない声になってしまう」
などです。

逆を言えば、小さな声でも、
「息の量が少なく、芯のある声が出せている」
「通る声が出せている」
という状態を作り出すことが出来れば、声は聞こえやすくなります。

この小さな声、緩急を付ける際に敢えて使うことで、聞いている人は聞き取ろうと集中するため、大きな声とは違った意味で注目して聞いて貰えるテクニックでもあります。

是非試してみましょう。

【まとめ】
声の緩急については、声自体の緩急の他、追求していけば表現力も必要であるということが分かってきますが今回は割愛させていただきました。
今回ご紹介した「話すスピード」「声の大きさ」などを意識した上で、正しい発声を身に付け、是非学校の授業や講義などで活かして頂けたらと思います。

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