フェイクの音が取れなくて歌えない場合の対処法

こんにちは。

本日は「フェイクの音が取れなくて歌えない場合の対処法」についてお伝えします。

フェイク(メリスマ)は、一節のメロディに複数の音が合わさって構成されています。
テンポが早かったり音の数が多かったりすると、そもそも音が取れずに歌えない場合もよくあります。
どのようにすればスムーズに歌えるようになるのか。その方法について、以下の方法をご紹介します。

 

①正確な音程の把握:
フェイクをする場合、正確な音程を把握することが一番重要です。とても早く難しいフレーズもありますので、YouTubeのスロー再生などを活用し、通常よりも遅いテンポで正確に音を把握することがとても大切です。
フェイクの音は楽譜で書かれることはほとんどありません。音で把握するしかありませんのでしっかりと耳で確認する必要がありますが、自分では限界があるという場合はプロのボイストレーナーやボーカル講師に指示を仰ぎましょう。
ちなみに当スクールはフェイクやメリスマを専門的に習得することが可能です。

 

②脱力し息の流れを作る:
フェイクやメリスマをやろうと躍起になると、どうしても喉に力みが生じてしまいます。力めば力むほどフェイクは失敗します。
本場のアメリカのR&Bシンガーさんの歌を聞くとわかりますが、ほとんどの方は完全に脱力をしています。
滑らかなメロディの流れを作ることが自然なフェイクを行う上でとても大切ですので、脱力を行い固くならないようにしましょう。

 

③音楽理論の理解:
フェイクがどのように構成されているかを理解することも大切です。ほとんどの場合、ペンタトニックスケールというスケールを使ってフェイクが行われます。
音程の関係や音楽の構造を理解することで、フェイクの音を取る際により自信を持ってアプローチできます。

 

④イヤートレーニング:
フェイクの音を正確に捉えるために、イヤートレーニングを行うことが役立ちます。
フェイクの音の構成は、前述したように基本的にはペンタトニックスケールになりますので、曲が変わってもある程度似たようなメロディパターンばかりです。
耳が肥えてくると速いフレーズでも容易に聴き取ることができるようになりますので、たくさんのフェイクのメロディパターンを聴くようにしましょう。

 

⑤反復練習:
フェイクは音の高速変化によって起こります。そのため音を把握したとしても、喉の筋肉を柔らかく動かせなければ、速い音程変化についていくことができませんので、
反復練習をしつこく行うことで喉を慣らしていくことが必要不可欠です。

 

⑥ボイトレーニング:
ボイトレーニングやボイストレーナーに相談してみることもとても大切です。専門家からのアドバイスや指導を受けることで、フェイクの音を上達させるための具体的な方法を学ぶことができます。
ただし、日本のボイストレーナーでフェイクやメリスマを指導できる人は多くはありませんので、指導を仰ぐ際は、そもそも指導が可能かどうか確認す必要があります。

 

ある程度できるようになってきたら録音をするなどして完成度をセルフチェックしましょう。

 

それでは本日は以上です。

ここまでお読みくださいましてありがとうございました。

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