喉を開くための練習方法

こんにちは。

本日は「喉を開くための練習方法」についてお伝えします。

喉を開くための練習方法にはいくつかありますが、その方法をお伝えする前に一つ注意点があります。

ボイストレーニングや歌をうたうにあたってとても大切な「喉を開く」ということについて、やはり喉の筋肉運動になりますので、毎日短い時間でも構いませんので喉を開く運動を継続するということがとても大切になってきます。
日常生活の中では、喉を開くということを意識する必要がそこまでありませんので、なかなか意識しづらいと思いますが、
5分でも10分でも毎日喉を開くトレーニングを継続することで筋肉も慣れていき、開きやすくなります。
裏を返せば継続しなければ開きづらくなっていき、歌もうたいづらくなります。

注意点を踏まえた上で以下にいくつかの方法を紹介します。

 

①腹式呼吸を行う:意外と知られていませんが、腹式呼吸には自然に喉を開く効果があります。逆に胸式呼吸は喉が閉まりやすく声が出しづらくなるという特徴があります。例えば深呼吸(胸式呼吸)を思いっきり行なってみて下さい。肩や首周りに力が入ることで喉の力もグッと入って喉が狭くなるのがお分かりいただけると思います。腹式呼吸を行うことで肩や首周り、喉の力も抜けて、より喉が開きやすくなるのです。

 

②口や舌のストレッチを行う:喉を開くための準備として口まわりや舌を柔らかくすることで喉が開きやすくなります。喉の筋肉は口や舌と連動しますのでほぐしておくと動かしやすい。
口のストレッチに関しては「アイウエオ」の母音の発音を、できるだけ表情筋を大きく動かして1分〜1分半行います。これだけでも表情筋が使われていることがとてもよくわかります。
また、舌を口の中で回したり、上下に出して動かしたりすることで舌のストレッチも行い、首周りも、回したり左右に傾けたりすることでほぐしていきます。
※肩こりが激しい方は肩がほぐれていないと喉がとても閉まりやすいのでほぐすことをお勧めします。

 

③喉のストレッチを行う:喉の筋肉を柔らかくするストレッチを行うことがとても重要です。とてもシンプルですがあくびで息を吸うと喉が開きます。この時に使われる喉仏あたりの筋肉(輪状甲状筋)をたくさん使うことで喉の筋肉が柔らかくなります。(プロのボーカリストはここの筋肉が鍛えられていてとても発達しております。)

 

④発声練習を行う:発声練習は、喉を開くために効果的な方法です。練習方法としては、低い音から高い音まで満遍なく出していくことをお勧めします。鍵盤楽器で音をなぞりながら行う環境がある方は尚やりやすいです。しっかり喉が開けていると通る声が出せますので、声の状態を確認しながら発声練習を行いましょう。

 

⑤白湯または常温水を飲む:喉を開くためには、喉を内側から柔らかくすることも効果的です。常温水でも良いですが、できれば白湯を飲むことが効果的です。筋肉が柔らかくなり喉が開きやすくなります。逆に冷たすぎる水は筋肉の収縮を促してしまうためお勧めできません。

 

⑥正しい姿勢で発声する:①〜⑤のことを忠実に実施したとしても姿勢が悪いと喉を開くどころか、逆に狭めてしまい、声が通らなくなってしまう可能性もあります。肩幅に足を広げ、背筋を伸ばし、肩の力は抜き、頭はまっすぐ前を向きます。このように姿勢をしっかり正した上で喉を開くトレーニングを行うようにしましょう。

 

以上「喉を開くための練習方法」をお伝えしました。

 

喉の広さや筋肉については個人差があります。また人によっては喉にある甲状腺が大きくそもそも声が疲れやすい、通りづらいなどの方もいらっしゃいますので、特殊な場合は専門医に相談することをおすすめします。

 

それでは本日は以上です。

ここまでお読みくださいましてありがとうございました。