フレーズ終わりの歌い方(フレーズ処理)について。

こんにちは。

本日は「フレーズ終わりの歌い方(フレーズ処理)」についてご紹介して行きたいと思います。

歌を歌っていて、フレーズの終わらせ方について悩む方が非常に多くいらっしゃるようです。
シンプルにぶつ切りで終わるのか、ビブラートで終わるのか・・・様々な終わらせ方がありますのでそのパターンついてご紹介していきたいと思います。

 

①ぶつ切り。
これはシンプルに歌っていて、何もせずにシンプルに声をブツっと切る歌い方で誰でもすぐにできる歌い方です。
例えば「あーーーーー」と伸ばして息を止めて声も止めるだけです。
アーティストでいうとSEKAI NO OWARIさんやRADWIMPSさんなどは割とこのタイプです。
敢えてこの歌い方をすることで力強さを与えたり、独特の世界観を聴き手に与えたりすることもできます。

②ブレスアウト
①のぶつ切りに近いのですが、息で終わるパターンです。
GLAYさんやMr.Childrenさんの歌でよく聞くことが多いのですが、フレーズの終わりをため息のような感じで吐いて終わらせる歌い方です。

やり方としては「あーーーーー」と伸ばして、あるところを境に一気に息を吐いて終わらせるという感じです。ニュアンスを作ることが大事ですので、慣れない内はそのニュアンスがうまく行かないこともあるかと思います。自分の理想のニュアンスを掴めるよう何度も練習してみてください。
歌の中で使う場合、難しいのが、息を吐いた後すぐに次のフレーズがきてまたすぐ息を吸わなければいけない状態になることです。
ブレスアウトの後にすぐ次の歌がくる場合は吸い込みに関しては素早く行うようにしましょう。
切なさや悔しさなどの感情表現にも役立ちますし、単に歌の癖として持っていてもなんら違和感がないものになります。

③フェードアウト
だんだん声を小さくしていって終わらせるというテクニックです。
バラードではとてもよくみられるテクニックです。

ここで大切なのが、声が小さくなっても声の芯は抜かないということです。
多くの方がフェードアウトの際、声が小さくなるタイミングで声がブレてしまうというものです。
声を張っている時は芯がしっかりしていることが多いのでブレにくいのですが、
小さな声になると芯が抜けてしまってブレるという現象ですね。

ここでやっていただきたい練習が、「声を小さくしても芯は抜かない」ということです。
やり方としてはシンプルです。
まずストレートに「あーーーーーー」と発声しながらだんだん声を小さくしていきます。
ある程度小さくなったらまた元の声量に戻してあげる。これだけです。
この過程で声がブレなければ成功です。

ブレてしまった場合はできるようになるまで反復練習しましょう。

 

④ビブラート
ビブラートでフレーズ処理をするというのは王道中の王道ですね。
例えば「あーーー」と伸ばした時に音程が上下に波打つテクニックです。

いろんなイメージの仕方がありますが、ここでは主に2種類のやり方をお伝えします。
一つはシンプルに音程を上下に動かすイメージで発声するやり方。
もう一つは声の圧を変えて発声するやり方。
上下に動かすイメージの場合は、その動きの通り音程を上下に動かして波を作り出すというやり方で、これが一般的なイメージ通りかと思います。
もう一つの圧を変えるというやり方は、結果的には波になるので同じなのですが、イメージとしては「あぁあぁあぁあぁ」のように声の圧、声の大きさを変えることで波を作り出すというやり方です。

どちらも同じビブラートが得られますのでやりやすい方をチョイスして練習すると良いと思いますので是非試してみてください。

 

それでは本日は以上です。

ここまでお読みくださいましてありがとうございました。

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