【歌う時に絶対にやってはいけない3つのこと】


2019.4.15 
こんにちは。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール 代表ボイストレーナーの鈴木智大です。

これをご覧いただいているあなたは歌う時にとのような事に気をつけているでしょうか?

「高い声が出るように意識して歌う」や「音程(ピッチ)を外さないように歌う」や「なるべく本人に似せるように歌う」など色々あるかもしれません。

しかし逆に「●●をしないように気をつけている」という点はありますでしょうか?
もちろん自分なりにはあるかもしれませんがそれがボイストレーニング的に合っているのかどうなのか、しっかりと理論立てて説明出来る方はなかなかいらっしゃらないと思います。

そこで今回は、歌う時にやりがちな、且つやってはいけないことについてお伝えしていきます。

ポイントは3つです。

細かなことを挙げれば他にもありますし、人によって気をつけるべき優先度も違ってきますが、
主にこれだけは辞めたほうが上手く歌える&喉を壊さずに歌える、というポイントについてお伝えしていきたいと思います。

【喉を閉めないこと】
これは多くの方がやってしまうことの一つではないでしょうか?
特に高い音を発声しようとすると喉の力・・・特に喉を閉めて歌ってしまうという動作です。
(鼻歌でなるべく大きな声で歌おうとすると大抵は喉声になってしまうことが多い)

とは言いつつもどんなに喉を閉めても声が出ている以上は開いているのですが、要するに喉を狭めることで高い声を出そうとする行為がNGなのです。

これを続けていると高い声を出すどころか、喉を壊してしまい、今まで以上に声が出せなくなっていくだけでなく、ポリープのような手術が必要になるような喉のトラブルにもなりかねません。

そうすると普段の話し声もままならず、コミュニケーションにも取りづらくなり、特にビジネスマン・・・営業をされている方にとっては致命傷です。
ですから付き合いやその場での勢いで「喉声」をフル活用しないようにしましょう。

ではどのようにすれば喉声を解消出来るのか。

ボイストレーニングの現場でも良く生徒さんにお伝えするのですが、

それは「喉を開く」ことです。

とても単純なことですが、これがなかなか難しい。
「声を出す」という行為は、アナウンサーや役者で無い限りほとんどの方が長年積み上げてきた普段の声の出し方はクセのようなもので無意識に当たり前のように行っています。

当然歌う行為も(音程うんぬんは関係なく)声を出せば誰でも出来ることなのですが、
殊に歌になると音程が高くなればなる程に喉は閉まっていきやすいのです。

基本的に声は吐く息に乗って発せられます。
ですからその吐く息の通り道をしっかり作ってあげないと声は上手く出すことが出来ません。

極論、息を止めた状態では声は出ませんよね?

当たり前のことですが、裏を返せば発声している時は息がしっかり出ている状態です。
喉の中は外からでは目で見えませんので感覚的な感じもしますが、物理的に息の通り道さえしっかり確保して発声すれば喉声は解消すると言うことです。

ではどのようにすれば良いのか?

単純に開くだけなら「あくび」をすることです。
あくびをすると喉仏の軟骨がグッと下に下がりますが、その時一緒に舌も下に下がります。
すると息の通り道が広くなり、声を出すのに充分な通り道を確保することが出来ます。

あくびをした状態のまま声を出すと野太い声になり通る声が出せるはずです。

基本動作はこのあくびでOKですが、これでは野太い声にしかなりません。

あくびをした時が喉の開き100%だとするとだいたい60%くらいでしょうか、
それ程度の開き具合で発声すると歌では良い声を出すことが出来ます。
(直径2~3センチくらいの円の筒を口の奥までくわえ込むイメージでも喉が開きます)

人は基本的に高い声を出そうとすると喉が閉まりやすいです。
この喉が開いた状態のまま高い声を出そうとしても最初はやはり閉まってしまうことも多い。

ですからあくびをした時に喉仏が下に下がった時に使う筋肉は鍛える必要がありますので、最初は上手くいかなくても継続していって下さい。
喉を開いた状態で歌うことに慣れていくことでそれをキープしたまま歌うことが出来てきます。

勘違いしやすい方もいるので念のためお伝えしておきますが、喉を閉める力はNGですが、開く力はOKです(というより必要です)。
同じ喉周りの筋肉なので「あれ?今使っているのは悪い筋肉かな?」と分からなくなってしまうことも多いので、その場合はボイストレーナーさんに確認していただくと良いでしょう。

【肩に力を入れない】
喉を開くことについて長くお話させていただきましたが、
この「肩に力を入れない」ことも大切です。

なぜなら肩に力を入れると喉が狭まりやすくなるからです。

喉が狭まると当然声が出にくくなりますし、喉にも負担が掛かります。
肩に力を入れることはせっかくの声を阻害することになりますので出来るだけ抜くようにしましょう。

【顎に力を入れない】
これもNG。
喉が閉まっていると顎に力が入りやすい。
逆に顎に力が入り過ぎていると喉が閉まりやすいのです。

肩に力が入ってしまったとしても意識すれば喉を開くことは出来ないことはありませんが、
顎の力は喉の筋肉と近く、連動した動きになりやすいのです。

そのため顎に力が過度に入るとほぼほぼ喉にも余計な力が入りますので、顎の力を抜いた状態を保つようにしましょう。

もちろん口を開くための力として顎の筋肉は多少なりとも使いますのでそれはOKです。

【まとめ】
全体的に「喉を開く」ことの大切さについてお伝えしました。
とりわけ高い音は特に喉を開きづらいため、最初は楽に歌えるキーの曲、もしくは楽に歌えるキーに設定して練習すると良いと思いますので是非試してみて下さい♪

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