歌でブレスをスムーズに行う方法

こんにちは。

本日は「歌でブレスをスムーズに行う方法」についてお伝えします。

歌を歌うときに、適切なタイミングでブレス(息継ぎ)をすることはとても重要です。以下は、歌でブレスをスムーズに行うためのいくつかの方法です。

 

①腹式呼吸で息継ぎを行う:

ボイストレーニングにおいてブレスコントロールはとても大切です。特に歌のブレスはとても素早く行わなければ間に合わないということがとても多い。素早くブレスが出来なければ次の歌い出しに間に合いません。するとリズムのズレてしまって歌の流れも崩れてしまいます。
では素早くブレスするためにはどうすれば良いか。それは「腹式呼吸で息を吸う」というもの。なぜかというと、腹式呼吸は胸式呼吸よりも素早くブレスを行うことができるからです。試しに胸式呼吸で目一杯素早く吸ってみて下さい。目一杯吸い込むには恐らく1秒ちょっとはかかるのではないでしょうか。腹式呼吸では0.3秒〜0.5秒で吸い込むことができるため、歌に適しています。また、肩や胸の力も入りにくいことから、歌う時の息や声も安定させることができるのです。0.5秒で腹式呼吸で息を吸うことを目標に練習してみて下さい。

 

②ブレス時に喉を大きく開く:

息を吸う時、あくびのような感じで喉を開いて息を吸い込むようにして下さい。喉が開くと一度により多くの空気を一瞬で吸い込むことができます。難しいと感じる場合、口を大きく開けることで喉が開きやすくなりますので試してみて下さい。おすすめは顎を45度くらい上にあげて口を大きく開けて息を吸うことです。自然と喉が広くなることが確認できるはずです。

 

③適切な場所で息継ぎをする:

歌のフレーズの終わりや、音の休符の場所でブレスをすることが大切です。よく「休符も歌う」と表現することがありますが、ブレスもまたリズムに乗ったタイミングで行うことで、ブレスも歌の一部になり、表現の一つとなります。また、次のフレーズの最初でブレスができる場所を事前に予測しておくことも重要です。

 

④喉をリラックスさせる:

歌を歌うときに喉を緊張させると、喉周りの筋肉が固くなり息継ぎが難しくなります。ブレスする際は、スムーズに喉を開いて吸えるようリラックスさせましょう。

 

⑤ブレスで歌う練習:

歌詞をそのまま発音して歌うのではなく、ブレスの音だけで歌う練習方法はあります。「す」のささやき声で、歯と歯の間からの息もれような「スー」という音だけで歌う練習
歌うと言っても実際は「スー」だけですから、ブレスの音とリズムを合わせるトレーニングになります。「スーススススススーススーススーススー」のよな感じで全ての歌詞を「ス」で歌う。これを行うことでブレスだけに集中した練習が可能になります。

これに慣れたら、言葉にして全てささやき声だけで歌ってみましょう。これも音程をとるというよりは完全に息だけのささやき声で、ブレスに集中した練習になります。

 

これらが歌でブレスをスムーズに行うためのボイストレーニングになります。

正しい呼吸法と練習によって、スムーズな息継ぎをすることができます。

 

 

それでは本日は以上です。

ここまでお読みくださいましてありがとうございました。