話し声のボイトレでも歌を活用するワケとは。

こんにちは。

本日は「話し声のボイトレでも歌を活用する理由」についてお話ししたいと思います。

 

まず、話し声のボイトレを行う人の目的は様々ですが、
以下のお悩みが多いです。

 

・こもり声を改善したい。
・通る声を出せるようになりたい。
・二度聞きされることが多い。
・滑舌が悪い。
・声が小さい。
・人前で話すと緊張してしまってうまく声が出せない。
・長時間話すと声が嗄れてしまう。
・声を出すと喉が痛くなってしまう。 etc…

 

このような悩みを持たれている方が多い中で、
歌のボイトレとの共通点がいくつかありますのでご紹介していきたいと思います。

 

①腹式呼吸・・・
歌や話し声において、呼吸が非常に重要です。特に腹式呼吸を身につけることで、息が安定し、声も安定し、滑らかで自然な、通る声を出すことができます。また、喉や声帯への負担も極力減らすことができるため長時間発声を行っていても喉を痛めずに発声することが可能になります。

 

②自然な質感での発声・・・
歌や話し声において、正しい発声が求められますが、基本的にはその人が持っている自然な声質を活かして発声することがとても大切。自然な発声はを行うことで話し声においても歌においても説得力が生まれやすいです。

 

③姿勢・・・
正しい基本姿勢を覚えることで、体が安定し、声が出しやすくなります。

 

④通る声(響きのある声)・・・
発声するということは、あなたの体自体が楽器になります。他の楽器も音の響きがあるように、人の声も豊かな響きのある声を出すことが可能となります。所謂通る声のことです。
鼻の中の空洞(鼻腔)や、喉の奥の空洞(咽頭腔)、口の中(口腔)を使って声を響かせることで、通る声を出すことができるようになります。

これらの共通点を意識し練習することで、歌や話し声のボイストレーニングの質を向上させることができます。

 

そして本題の「話し声のボイトレでも歌を活用する理由」についてなのですが、、、、、

意外に思われる方も多いかもしれませんが、話し声のボイトレにおいて、歌の練習を取り入れることが実はとても多いのです。
その理由は以下です。

 

①話し声に比べて歌は低い音から高い音まで満遍なく発声をする。→話し声よりも広い音域を使用する。

②歌は決められた言葉(歌詞)を使用するため、繰り返し練習することで特定のフレーズや言い回しに慣れることができる。

③話し声に比べて歌は、呼吸の位置もある程度決められており、より素早い呼吸を求められる。

④歌は地声や裏声など、話し声では使わないような発声方法をたくさん使う。

 

このようにメロディやリズムがあり、素早い呼吸を求められるなど、要するに話し声よりも難しい環境下で正確に発声しなければならず、
歌での発声が安定すれば話し声においての発声も安定しやすいため、敢えて話し声でのボイトレにおいても歌を取り入れることが多いのです。

また、元々声が小さい方は歌の練習を取り入れることで楽しみながら声量UPにも繋がるためとてもおすすめです。

 

 

それでは本日は以上です。

ここまでお読みくださいましてありがとうございました。