こんにちは。
本日は「自分に合う曲の見つけかた」についてご紹介して行きたいと思います。
1つ前のコラムで「自分に合った歌唱スタイルの見つけかた」についてお話しさせていただきました。
今回はそれに近いお話なのですが、「自分に合った曲を見つける」と言うご質問もボイストレーナーを行っていて、非常に多くいただくご質問の1つです。
自分に合う曲ってどんなものだろう?
いつも好きでカラオケで歌っている曲は自分に合っているのかどうかわからない。
などなど、やはり自分に合っている曲というのはいまいちよくわからないものです。
そこで今回はどういったものが自分に合っているのかを探っていく方法についてお伝えしていきたいと思います。
①「自分に合う」とはどういうことか。
そもそも、「自分に合う」とはどういうことなのかという点について触れていきたいと思います。
自分に合う、とはいろんな視点から考えられますが、例えば、「自分の音域に合う」だったり「自分の声質に合う」だったり「自分の歌い方に合う」ということが考えられます。
そもそも、高すぎて歌えない曲はキーを下げれば良いのですが高音が魅力な曲に対してキーを下げすぎてしまうと、それもそれでその曲の魅力が引き出せないと言うことになりかねません。ある程度原曲に近いキーで歌った方が良い場合もあります。その場合はキーが合わないと言うよりは、その曲の魅力を出すのにベストなキーが自分には合わないと言った方が正確かもしれません。
また、声質が合わないと言うことに関して言うと、例えばL’Arc〜en〜Cielさんのような鋭く力強い声で歌った方が生える曲を平井堅さんのように柔らかい声の方がカバーしたとすると、少々違和感があるかもしれません。これがいわゆる声質が合わないと言うことです。
もちろんロックテイストな曲をバラードアレンジするなどしてカバーすると合う、なんて事はありますので、アレンジメントに左右されると言うことも考えられます。
いろんな視点から合う合わないということが考えられます。
②好きな曲と合う曲は違う。
皆さんはカラオケに行くと好きな曲を歌ったり、盛り上がる曲を歌ったりすると思います。それはあくまでも好き・盛り上がるということで、自分に合っているかどうかと言うことに関しては別問題です。
もしかしたら好きではない曲だけど、自分の声質にはピッタリ合うと言う曲が存在するかもしれません。
好きと言うことと、自分に合うと言う事は必ずしも一致すると言うわけではありません。(もちろん好きな曲が合うと言うこともあると思いますが。)
③具体的に自分に合う曲を見つけていく方法
ここからは具体的に自分に合う曲を見つけていく方法をお伝えしていきたいと思います。
まずは、音域の視点。
皆さんはご自身の音域をご存知でしょうか?
歌手の方はほぼ100%の人が自分の音域を把握しています。地声でどこからどこまで出せるか、裏声でどこからどこまで出せるか?
これがわかっていないと、自分で作曲をする場合でも人に作曲をしていただく場合でも、自分のキーに合った音楽制作ができません。
どこからどこまで声が出せるのか、ぜひチェックしてみましょう。
その上でご自身がしっかり出せる音域の範囲で選曲をしていくと言うことがとても大切になっていきます。
次に自分の声質と向き合ってみましょう。
明るい声か暗い声か、
通る声か、通りづらい声か、
クリアな声か、ざらざらした声か、
優しい声か、強い声か etc…
ちなみに私はクリーンな声で柔らかくハイトーンが特徴的です。
なので、例えば徳永英明さんでしたり、小田和正さんと言った歌い手さんの曲が合うようです。
お二方とも好きなアーティストですし尊敬もしておりますが、コアなファンかと言ったらそうではありません。たまたまカバーを歌ったときに人から言われて気づきました。
ここで気づいたことがあるのですが、
例えば德永英明さんの曲は普段積極的に歌っているわけではありませんが、私にとっては非常に歌いやすいです。
これは恐らく音域も合っていますし、歌唱スタイルもあってますし、何より声質に関してもぴったりはまる曲が多いのだと思います。
一言で言うと「歌いやすい」のです。
音域、声質、歌いやすさ
この辺を参考にしていくと、自分に合う曲が見つかると思います。
皆さんも、音域のチェックや、ご自身の声質のチェックをした上で、歌い方や歌いやすさなどがある曲はたとえ自分の大好きな曲でなかったとしても、あなたにとって合う曲の可能性が高いです。
是非試してみてください😀
それでは本日は以上です。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。
体験レッスンをご希望の方は以下のリンクからアクセスしてお問い合わせ下さい。