こんにちは。
本日は、上級歌唱テクニック「フェイク」を使ってプロに近づく歌唱力を身につける方法についてご紹介して行きたいと思います。
ボーカルにおける「フェイク(vocal faking)」とは、原曲にないメロディやリズム、装飾音を即興で加えてアドリブ的に歌う技術のことです。これをマスターすることで、プロのような個性と表現力豊かな歌唱に近づくことができます。
目次
🎤 フェイクの基礎と習得ステップ
✅ 1. 原曲のメロディを完璧に覚える
フェイクはあくまで「崩し」のテクニックなので、まずは原曲の正しいメロディ・リズムを100%覚えることが大前提です。
✅ 2. スケールとコード進行の理解
即興でメロディを変えるには、その曲がどのキー・スケールで構成されているかを理解する必要があります。
例)キーがCメジャーなら、C D E F G A B の音を中心にフェイク。
コードがAm → Dm → G → Cの場合、それぞれのコードに合った音を意識して装飾する。
✅ 3. よく使われるフェイクパターンを練習
以下のようなテクニックから始めると実践しやすいです:
テクニック名
内容
例
ターン(Turn)
音のまわりを小さく上下に動かす
C → D → C → B → C
リック(Riff)
小さなメロディのまとまりを即興で挿入
5〜8音程度の速い音型
ラン(Run)
一定の音階に沿って速く上下する
Do → Re → Mi → Fa → Sol(上昇系)など
メロディ変形
メロディの一部を変えて歌う
長く伸ばす、リズムをずらす
✅ 4. 参考にするプロ歌手を真似る
J-POP系: MISIA、宇多田ヒカル、平井堅、AI
彼らの歌の「アドリブ部分」やライブバージョンを聴いて耳コピし、真似することで感覚がつかめます。
✅ 5. 録音してチェック&改善
歌ったフェイクを録音して聞き返すことで、タイミングや音程、印象を客観的にチェックできます。
🎧 実践練習用のオススメ曲(初心者向け)
曲名
理由
Mariah Carey – Hero
フェイクが多く練習に最適
平井堅 – 瞳をとじて
メロディがシンプルで崩しやすい
MISIA – Everything
ロングトーンとフェイクのバランス練習に◎
💡 プロの歌唱に近づくコツ
**「やりすぎない」ことが大事。**フェイクは「スパイス」。歌の芯は崩さず、感情に合わせて使いましょう。
**言葉とリズムのノリを感じること。**譜面よりも「グルーヴ」を意識する。
それでは本日は以上です。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。
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